なぜ子どもに特化した応急手当を学ぶ必要があるの?
子どもは、"小さな大人"ではありません
大人に比べると、皮膚が薄く、血液量も少ないので、ちょっとした怪我でも危険な状態になることがあります。また、頭が大きいために転倒転落の危険性が増します。気道が細いので、窒息の危険も増します。このような子ども特有の危険性を認識し、年齢や体格にあった事故防止と対処法が必要となります。
それが、救命/応急手当です。正しい知識と練習で簡単に身に付けることができます。
大切な子どもたちの命を守るために、すべてのママやパパへ。
そして、子どもと接するすべての人へ・・・。
大人に比べると、皮膚が薄く、血液量も少ないので、ちょっとした怪我でも危険な状態になることがあります。また、頭が大きいために転倒転落の危険性が増します。気道が細いので、窒息の危険も増します。このような子ども特有の危険性を認識し、年齢や体格にあった事故防止と対処法が必要となります。
事故防止と救命/応急手当を学ぶ上で、事故の現状を知ることは、ファーストエイドの第一歩です。0歳~19歳まで、出産前後の死亡や急病を除くと、どの年齢でも『不慮の事故による死』が上位を占めています。つまり、この事故を未然に防がなければなりません。不慮の事故の内訳には、窒息や交通事故、溺水、転倒・転落など 、回りにいる大人が気をつけることで、防げることがたくさんあります。しかし、万一起こってしまった時に、適切な対応ができるよう、子ども特有の危険性を知った上で事前に手当を学んでおくことが重要です。
大切な子どもの命を救うためには、救急隊に引き継ぐまでの数分間が大きな鍵を握っています。そして、あなたにしか担えない重要な役割があります。それは、けして難しいことではありません。専門知識や技術も必要ありません。ひとりでも多くの方に、このスキルを身につけていただき、子どもたちの健やかな成長を一緒に見守っていきたいと思います。
私たちは、乳児・小児を専門に扱った「子どもの事故と応急手当プログラム」/L.S.F.A-children'sに沿って応急手当の普及活動を行っています。このプログラムは、CoSTR*をもとに日本蘇生協議会(JRC)が、日本版に作成した最新版ガイドライン「JRC蘇生ガイドライン」に準拠しています。(CoSTR*とは:国際蘇生連絡協議会[通称 ILCOR(イルコア)]が作成した心臓救急に関する国際コンセンサスの通称です。)また、担当講師は、L.S.F.A.-children’s 認定講師が実施いたします。